2013年1月5日土曜日

【ブログ連載企画】「ロッキング・オン・ザ・リバーサイド 第1回 小学校編」

みなさま、明けましておめでとうございます。



はい。
今年は念願のロック漫画を連載する機会を得たということもあり、読者のみなさん・・・とりわけロックに熱い想いを抱くロックファンの皆様への「わたしこんなふうにロックと過ごしてきました」という自己紹介・・・というか言い訳や、自らの過去の記憶から漫画のネタを搾り出す…という意味もこめて、自分と音楽、とりわけロックに関するエピソードをときどきブログに綴っていきたいと思います。


題して「ロッキング・オン・ザ・リバーサイド」!

♪ロキノン リバーッサー、ってイギリス人のコーラスが聴こえてきそうなイカしたタイトルでしょ!?
名前に川が入ってますんでね・・・。
川のほとりでロックを語ろうということで許してください。


ギターを手にしたのは中学1年のとき。中学〜大学時代までひたすらバンドをやりライブハウスにも出たし、プロになりたいと思ってデモテープをレコード会社に送ったこともありました。なんの因果か漫画家になってしまいましたが、心の中に一度灯ったロックの火は消えない。いまはプロになりたいと思うことはないけど、でもやっぱりくすぶり続けています。
この記事を読んで、「少年よ、ギターを抱け!!」連載スタートを楽しみに待つもよし、あるいは連載開始後にこのブログに辿り着いてこの記事を読んで漫画家・信濃川日出雄に想いを巡らすもよし、「プロになりたかったけどなれなかった30男の哀しい話」として笑って読むもよし(プロミュージシャンのインタビューは面白いけど、アマチュアのただのロック好きおじさんの話は面白いのかってね)、ま、色々思うところはありますが、だらっと書きますので、だらっと読んでいただけましたら幸いでございます。あ、漫画のことにはあえてあまり触れずにいこうと思います。漫画に関しても語りたいことは勿論ロック以上に山ほどあるけど、それは別の機会に・・・。あ、それと実在の友人や家族に迷惑がかからないように適当にぼかして書くこともありますので、やんわりとご了承くださいね。


それでは第1回め。
小学校時代のエピソードからいってみます。
音楽との出会いです。

小さい頃から音楽はずっと好きでした。家にも親のレコードがいっぱいあってステレオセットでそれを適当に聴いたり、親兄弟もよくテレビで音楽番組をみていたので一緒にみていました。ベストテン、ヒットスタジオなど、よく覚えています。
うちにファミコンがやってきた年に、言わずと知れた伝説の名作・ドラクエⅢが発売になり(たしか小4か5?)、アホみたいにハマりました。漫画やゲームが好きで、幼いころはコロコロコミック、小学校に入ってからはジャンプを愛読して、漫画をノートに描き始めたのは小学校1年のときだし、ゲームの企画書のようなものをノートに書いてセガに送りつけたり、室内遊びだけでなく、外で野山をかけめぐったり野球をしたり魚釣りをしたりと、どこにでもいる小学生でした。
音楽は好きだったんだけど、授業で聴く音楽はだるかったです。リコーダーも鍵盤ハーモニカも楽しめず演奏はいまいち。クラシックは眠くなる、童謡は刺激がない、合唱は照れくさい。

たしか小学校4年のときでした。
新潟市から転校生がやってきたのです。たんぼしかない田舎の小学生にとってみれば、新潟市からきたTくんはスーパー都会っこであり、彼の話すことやることすべてがどういうわけか「都会っぽくて」かっこよくみえます。
そんなTくんがある日、おもむろに教室にあった足踏みオルガンでなにかを弾いたのです。

それは「ドラゴンクエスト ロトのテーマ(序曲)」でした。



僕や友達はみんな彼の演奏に釘付けになりました。

左利きの彼は両手を上手につかい、時に和音をおさえたり散らしたりしながら右手でなめらかにメロディーを奏で、僕らがみんな知っているあのドラクエの名曲達を次々に弾くのです。「冒険の旅」は勇ましく、「街」はポップに、「おおぞらをとぶ」はしとやかに、なにを弾かせても色気ムンムンです。
ガツーンときました。
オルガンで弾くものといえば童謡の伴奏、ピアノだってどこかの教室で習ってる子が小難しい譜面をみながらクラシックを弾くものだと思っていたのに、目の前の同級生が譜面もみずに大好きなゲームの曲を教室のオルガンで楽しそうに弾いているわけです。どうやって弾くの?楽譜読めるの?めちゃくちゃ興奮しました。

さっそく彼の家に遊びにいくと、ドラクエのサントラのCDや楽譜がありました。音楽なんてつまんないと思っていたけど、好きな音楽を演奏するのはこんなにも楽しいのかと知ったのです。
真似してすぐにドラゴンクエストⅢのサントラCDを買いました。これがはじめて買ったCD。ブックレットには簡単な楽譜が印刷されていたので、うちにあったオルガンで練習をはじめました。それからは学校の音楽の授業も楽しくなり、クラシックもドラクエのオーケストラを連想しながら聴いたし、リコーダーでドラクエの曲を吹いてみたりしました。

与えられたものを教科書通りになるんじゃなく、勉強した知識を好きなもののために生かし、自分が楽しむためにやっていいんだ、と気づいたわけです。

すぎやまこういち先生は神


ちなみに一番最初に弾けるようになったのは「ほこら」の曲です。これが超かんたんで・・・。今でも弾けます。

おなじみの(画像はⅡかな?)

家にレコードがあったり、オルガンがあったというのは環境に恵まれていたかもしれません。幸運にもドラクエのロトのテーマという名曲に彩られながら、かくしてこのように音楽というものに出会い、音楽で遊ぶことにはまってゆくのでした・・・。


つづく

あ、肝心のロックはどこにでてくるかというと中学になってからなのですが、それはまた次回に・・・。キラキラとしてた小学校時代でしたが、中学からはドロドロしてきます・・・。