2016年3月18日金曜日

山と食欲と私21話目



21話目、更新されました!!
http://www.kurage-bunch.com/manga/yamashoku/21/

今回は八ヶ岳縦走編の2回目です。



作中で描いた硫黄岳の山小屋が見えるアングルは、実は夏沢峠経由ではなくオーレン小屋まで一度下りて登り返さないとみれない場所からなのですが、許して。
(なぜそうなっているのかというと、俺が取材したときに道を間違えて、そっち経由で歩いたからです。あれは疲れた。分岐点にちょうど人が沢山いて、看板がよく見えずに間違ってしまった。笑)

作中で「映画 エヴェレスト 神々の山嶺」を小ネタに描かせていただきました。
1月にマスコミ向け試写を観させていただいて、広報担当の方から「漫画のネタにしてください!」とご許可をいただいていたので、どこかに描ければと思っておりまして、今回の感じに。皆さん、観に行きましょう!!



試写会って、あんまり行った経験ないのですが、ドキドキしました。
(スタッフ、出演者挨拶とか、そういうのはぜんぜんないです)
マスコミ向けということで、メディアの方ばっかり来てたのだと思いますが、
そういう人たちはお仕事として、日々いろんな映画をみたりライブ行ったりしているのでしょうなぁ。俺はふつうに楽しんで観ておりましたが、上映前も上映後も、みなさん関係者と小声でヒソヒソと挨拶ぐらいなもので、淡々と会場に入って、淡々と出て行くような、なんか変な感じでした。

登山にもいろいろありまして、
・レジャーとしての登山(ハイキング)
・山菜採り、狩猟
・山小屋の経営、就労
・林業、炭坑業などの事業
・気象、植物、火山活動の調査、研究
・山岳救助、医療
・限界挑戦

とか、分けられるわけです。
日々野鮎美のしている登山は最初のハイカーそのものなんですが、
この映画(元々の原作ですが)は、最後の限界挑戦者を描いたものですね。
一般にこういう方たちを「登山家」や「冒険家」と呼びますよね。
「登山家」ではないですが、僕は植村直己さんが好きで、これまで何冊か著書を読んでいますが、限界挑戦者の気持ちは、自分の漫画家人生に勝手に重ねてなんかわかるような気がしつつ、物理的にもメンタル的にもやっぱり自分には到底できなさそうな次元にいらっしゃるので、その生き様に非常に憧れる部分があり、やっぱり気持ちはわかんねぇなぁと思ったりもします。そうそう、ムツゴロウさんの本も好き。わかった気になるのはよくないし、わかった気になって読まないと楽しくないし。笑。
子供心に冒険に憧れて、しかしなんかかんだでふつうの社会生活を送る大人になって、せめて休日に安全な範囲でプチ冒険の非日常(山歩き)を楽しみ、夢と現実の折り合いをつけながらそこそこ幸せに生きてゆく、そういう、いわゆる普通の人を描いた漫画ってないなぁ、と思って。「山と食欲と私」を描き始めるときはこのへんを意識しました。
漫画の中でも"限界挑戦者"を出したいと思っていますが、もう少し先の話かと思います。

あ、クレイジージャーニー、面白いですよね。あの次元の人はヤバい。



硫黄岳ってこの漫画では実は2回目…。