2016年4月21日木曜日

日記 20160421 春の光



北海道もやっと春の風が吹くようになりました。
やっと春に1歩踏み出した感じです。

といっても昨日までは気温ヒトケタ台まで落ち込む日が続き、ストーブをつけたりしていたのでまだまだ気分的には冬に片足残ってます。

熊本・大分地震。
自分の本が全国の書店に置かれるようなこういう仕事を長くしていますので、被災地には過去や現在でも僕の単行本を購入していただいた方もいるのだろうし、どんなに離れていても他人事ではなく、身近なこととして受け止めています。沢山の方の気持ちを想像します。わずかばかりですが寄付を致しました。困難な状況が少しでも早く改善されますように願っております。そう遠くないうちに九州の山や食べ物、お酒のお話を描いて、復興のお手伝いができたら!


そして、
「山と食欲と私」1巻、単行本発売以降、数えきれないくらいのご感想ありがとうございます!!影響を受けて登山されているというな書き込みも見かけました。今年は登山者増えちゃう…!?すごく嬉しいです。嬉しくてうんこもらしそうです。
ぜひ皆様事故のないようによく勉強と準備をして登山を楽しんでください。

この漫画は、「登山入門者向けのガイドブック」ではありません。4話目の鮎美と鯉子先輩とのやりとりが、この作品の登山入門者の皆さんに対するスタンスです。
山は危険がいっぱいです。山に入る時は、自分の命や人生の責任を背負って、自分の足で歩き、そして安全に下山しなければなりません。そのためにも、ぜひ専門家が書かれた登山のガイドブックや、専門家が監修されている本や雑誌などを参考にしたり、経験者に教わってください。これは絶対です。
「山と食欲と私」は、単独登山女子の山歩き&ご飯のシーンを切り取ったエンターテインメント作品ですので、これを読んだだけで装備不十分のままうかつに山に入ったらいけませんよ!!(一応、厳しめに言っておきます)
最近でも、軽装のまま富士山に行って身動きがとれなくなったニュースありましたよね。札幌でも近所の藻岩山で普段着のまま雪山を歩こうとして遭難した人がいたというニュースがありました。当事者の方は大変だったとは思いますが、とにかく不勉強だったなんて死んだら言い訳にもなりませんから。死なないでください。特に単独行は用心してください。僕はふだん単独が多いですが、やはりグループ登山のときより用心して、様々な対策をしています。もちろん鮎美ちゃんもそうです。モノを持つことも準備であれば、知識を得たり、身体を鍛えることも大切な準備です。特に初めて歩く山は、非常食とは別に、食事を多めに持って、そして余らせて担いだまま下山するくらいの、毎回そういう用心をしています。用心することは立派だと思いますし、僕は一人の登山愛好者としてそういう人を信用します。
山は美しいです。そして、自分の人生を自分一人で背負って歩くという本質的に自由になれたような感覚は心の奥深くに眠る原始的な解放感を呼び起こしてくれます。特に連泊縦走しているときは、それを強く感じます。山歩きのよさはそんなところにもあります。
もしこれから登山を始めたいという方がいましたら、ぜひしっかり勉強してくださいね!読者の方に事故に遭ってほしくないので、ちょっとクドめに書いておきます。
もし、それでも「なんで初心者向けのガイドを漫画の中で丁寧に書いてくれないんだ!」と思う方がいたら、そういう方は山で一番遭難しやすいタイプだと思ってください。依存性があるからです。集団遭難事故などは、そういうメンタリティから発生します。グループ登山をしていても「自分で考える」「自分で判断する」「自分で責任とる」これが大事です。リーダーの判断は尊重しつつも、自分も地図を読んだり気候を読み、自分の意見を持って、判断できるかどうか。仲間とはぐれても、自力で下山する用意や心構えがあるか?

これから登山を始める方は、まずは近くの人気のある日帰りハイキングコースから。自分の体力を知って、自分を知って、時間をかけて必要なモノを揃えたり、必要な体力と知識を身につけていってください。山は逃げませんから(よく言われるセリフ)ね!

現在作画中の原稿は、久しぶりに〆切ギリギリ。眠い。だが頑張る。