2016年9月4日日曜日

日記 20160904 感想戦


毎週日曜の楽しみ、将棋NHK杯。

今日は渡辺さんと糸谷さんのスター対決でしたね。相変わらずの早指しで、短い序盤からの刺激的な崩し合い、とても面白かったです。
しかしこのお二人の感想戦がもっとすごい。
感想戦というのは、ふだん将棋を観ない方には馴染みがない言葉と思いますが、
「対局が終わったあとに、対局を振り返りながら、感想を言い合って、『もっとこういう指し手だったらどうだっただろう』とか、検証しあう作業」なわけです。
NHK将棋は放送時間の都合上、対局が早く終わったときは感想戦が長く、対局が時間いっぱいだったときは放送されないことも多々あります。
今日は、早指しすぎて、感想戦は18分もありました。
これが凄い。凄い18分間だった。
テレビの18分間、それもCMのないNHKの18分は、濃密です。
お笑い芸人さんが、テレビで18分もネタをやることありますか?
あるいは、台本のあるコントでさえ、長くて10分です。
あるいはとある企業がスポンサーとなってCM枠で15秒を買うのに一体いくらいるでしょう?
テレビの時間というのは、それくらいシビアで価値あるものなわけですが、
対局後、台本のないなかでプロ棋士同士がテレビ用に声を張るでもなく、普通の会話のようなトーンで「棋戦の感想を言い合う」という、ただそれだけが18分間も淡々と放送されるわけです。
凄い。
でも、もっと凄い事がある。
感想戦が長いことは、実はNHK将棋をみてる人なら時々あるよね、程度のことなんですけど、やっぱり将棋界きっての実力派スター棋士同士、もはや天才と言っても過言でないお二人の会話ですから、ききとれないくらい早口なわけです。それも、テレビ用に親切に話してくれるわけではなく、対局をしたふたりだけの世界で、ずっと淡々と駒を戻したり打ったりしながら、高速で喋る。
小声の高速トークが18分間です。
小声の高速トークを18分間、それを淡々と流すので、「え?今、何言った?」とかときどき頭の中に「?」を思い浮かべながら、俺は一生懸命観たわけです。
素人の俺が一生懸命観たってね、だいたいわかんないです。
わかりません。
わかったつもりになるくらいです。
「あ、なるほどなー」と思ってるうちに、3〜4手先の解説まですっ飛んでます。
わからん。
凄い。

頭脳がグルグルとめくるめく回転をなさっているんでしょう。
天才の会話とは、こういうものか!と日曜の朝から、感心する次第。

そんな日曜です。
だいたい日曜はそんな感じ。

日曜のテレビは、あとは鉄腕DASHとイッテQと真田丸です。俺の日曜は。

原稿が終わらないので、横目でみてます。

ああ頑張ろ。